食器棚の選び方

食器棚を選ぶポイント

食器棚

収納力で選ぶ

どのくらいの収納スペースが必要かは食器棚を選ぶ上でとても大切です。収納したい食器類が充分収められる寸法の食器棚を選びましょう。 大皿、中皿、茶碗やティーカップなど、お手持ちの食器を全てチェックし、それを収納するのに必要なスペースを考えます。 いちばん大きな皿を収納する奥行があるかも重要なチェックポイントです。収納力をチェックするには内寸をしっかり把握する必要があります。 外寸は設置場所を考えるのに使いますが、収納力を調べるには内寸です。商品によっては内寸が表示されていない場合もあるので注意して下さい。 食器だけでなく、炊飯器やコーヒーメーカーなどの家電調理機器も多く所有しているならかなりのスペースを使うことになりますので、 それらの置き場所も確保できるサイズを選びましょう。また利用する人の手が届きやすい高さの食器棚を選ぶことも大切です。 キッチンのレイアウトを分析したうえで、家族の生活スタイルや料理の習慣などを考慮して適切なサイズ、収納力の食器棚を選びましょう。

棚板もチェック

食器は大きさや高さが一定ではありませんし、ビンのように背の高いものもあります。 ビン類以外に瀬戸物類もかなりかさばりますから、棚の高さや幅をよくチェックしましょう。 内部の棚が低いとビン類がうまく入らないこともありますし、ギリギリの高さでも出し入れが大変です。 食器棚の棚板は高さが調節できて収納するものによって自由に組み合わせられる、可動式が使いやすいです。 ちょうどいい高さに仕切れる可動式の棚板があれば、背の高い物も簡単に出し入れできるように調節可能なので安心です。 長年使ううちにきっと食器の種類も増えるので、こういった応用力もあるとよいでしょう。 また重い食器が多いなら棚板が厚いほうがいいでしょう。薄い棚板では重さによるたわみが心配です。 棚板が固定されているよりも取りはずしのできる棚の方が掃除も簡単です。ガラス戸もはずせるものがよいでしょう。

扉のタイプ

食器棚の扉には大きく分けて開き戸と引き戸の2種類があります。洋家具に多い開き戸は扉を開閉する際、前面にスペースを必要としますが、 扉を全開できるので中を見渡せるのが魅力です。開き戸の中でも両開き戸は観音開きとも呼ばれ、開口部を広く取ることができるので収納した物をすぐに把握することができます。 開き戸の場合は扉を半開きにしたときにも止まるものがいいでしょう。開いてくるものは蝶番が弱いです。 これに対して和家具に多くみられる引き戸は全開することができませんが、スペースを必要としないというメリットがあります。 どちらも一長一短なので、置き場所の条件や使う方の好みに合わせて選ぶといいでしょう。 扉がないオープンスタイルは、調味料や鍋など使用頻度の高いものを収納するのに向いています。 開閉する手間を省けるので中の物をすぐに取り出せるからです。 しかし丸見えになってしまうことや、中に入れている物が埃などで汚れやすいというデメリットもあります。